9 個人情報を扱える生成AIツール

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NotebookLMとは?

NotebookLM(ノートブック・エルエム)は、Googleが開発したAI搭載のドキュメントアシスタントです。自分がアップロードしたメモや資料をもとに、まるで「AIリサーチャー」のように情報を整理し、質問に答えてくれるツールです。

名前の「LM」はLanguage Model(言語モデル)の略で、生成AI技術を活用していることを示しています。

なぜ注目されているのか?

NotebookLMは、ChatGPTなどの生成AIとは異なり、「ユーザー自身の資料」をベースに会話ができる点が特長です。つまり、“ネット全体の情報”ではなく、“自分の手元の資料”に対して質問・要約・編集ができるので、不透明な情報ソースを使用することがないので安心して使うことができます。。

そのため、

  • 情報の精度が高い
  • 業務や学習に直結する
  • 個人情報や機密資料にも対応しやすい(将来的なセキュリティ整備を前提)

といった点で、高い実用性が評価されています。

NotebookLMの始め方

以下の手順でNotebookLMを始めてみましょう。

STEP
NotebookLMにログイン

こちらの公式サイトにアクセスし、Googleアカウントでログインします。

STEP
新規ノートブックを作成

「+新規作成」ボタンを押下します。

STEP
ソースを追加

ウェブサイトやドキュメント、YouTubeなど様々なソースを追加することができます。(複数ソース追加も可能です)

PCの場合

スマホの場合

特にソースが決まっていない場合は、右上の「ソースを探す」を押して知りたいことを入力することで、自動でそれに合ったソースを探してきてくれます。(現在はPCの場合のみ可能)

今回は試しに、以下の総務省提供「生成AIはじめの一歩」のPDFをアップロードしてみます。



こちらをダウンロードしたら、NotebookLMの「ソースをアップロード」(スマホの場合は「PDF」)をクリックして、ダウンロードしたPDFを選択してアップロードします。

STEP
作成したノートブックでチャット等を行う

ソースのアップロードが完了すると、3つのブロックに分けられたNotebookLMを使用できるようになります。

1 左:ソース(追加しているソースの確認や、さらにソースを追加することができます)
2 真ん中:チャット(一般的なAIツールのようにチャットでやりとりができます)
3 右:Studio(NotebookLMのさまざまな機能を利用できます)

NotebookLMの主な機能

NotebookLMにはさまざまな機能があるので、一部を紹介します。
先ほどソースとして「生成AIはじめの一歩」を追加したノートブックを使って、下記機能を試してみましょう。

音声概要

内容をナレーション形式で聞けるような音声を生成します。

※再生すると音声が流れます

マインドマップ(PCのみ)

資料の構成や論点をマインドマップに図式化してくれます。

学習ガイド

特定の資料やテーマを「初めて学ぶ人向け」に整理・要約してくれます。
クイズ形式や用語集として生成もしてくれます。

ブリーフィング・ドキュメント

上司やチームに短時間で情報を伝えるための「要点報告用メモ」を作成できます。

よくある質問

資料に関して「誰かが疑問に思いそうなこと」を事前にQ&A形式でまとめて作成してくれます。

タイムライン

出来事や制度の流れを「時系列で整理」し、経過や変化を理解しやすくしてくれます。

【資料】NotebookLM完全解説

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